5月15日、2013年春のメディアジーンの媒体説明会を六本木のクラスカで開催しました。いくつかのトピックスをご紹介させていただいたのですが、その中でギズモードとライフハッカーのスポンサードポストが消費行動に影響する効果に関するデータを発表しました。
去年の半ばくらいから、アメリカの広告業界でネイティブアド(Native ads)が高い効果を生み出すとして非常に注目されています。これは、Facebookのストリームに表示される広告、twitterのプロモーションポスト、スポンサードポスト(いわゆる記事広告)など、メディアの中に配置されてコンテンツと同レベルで見られる広告を指し、ディスプレイ広告やリスティング広告と対比して語られます。
自分の行動に照らし合わせて考えるとわかりますが、モノを買うときにバナーやリスティング広告をクリックしていきなり買うなんてことは余程のことがないとしません。リスティングに関していえば、目的買いの最終のクリックに近いと言えます。
モノを買うとき、友達が良いと言っている、Facebookのウォールで見かけた、twitterで誰かがつぶやいていた、自分がいつも見ているメディアで詳しく紹介されていた。そんなことがきっかけになることが増えてきました。
そこで引き起こされた消費欲を満たすために、比較サイトや自分がいつも購入しているいくつかのECサイトで値段を確認し、どこで買えるかということや詳細情報を調べて(あるいはその時に関連のリスティング広告を踏んで)、最終的に、ポチっと購入ボタンを押すというのが購入の流れになることが多々あります。
消費者が信頼するメディアにおいて、そのコンテンツの一部として表示されるネイティブアドの効果が高い理由は、情報が受け入れられやすいというメリットがあります。
メディアジーンのメディアで展開するスポンサードポストは、かなりの割合で高い効果を残します。それは、魅力的なコンテンツをメディアに対してエンゲージメントの高いターゲットに的確に伝えることができるということが理由だと考えます。
コンテンツマーケティングで重要なことは、そのコンテンツのあり方だと思います。従来の広告だけでは伝えきれない内容を、ターゲットにあった伝え方で伝えていくことがいい結果に繋がります。そして、そのコンテンツをターゲットに対して的確にデリバリーしていくことが重要です。コンテンツデリバリーのもっとも効果的な方法がネイティブアドだと考えます。
スポンサードポストの記事コンテンツは、編集部において丁寧に作ります。これは、各メディアのオーディエンスに対して、広告であってもエンタテイメントとして面白いコンテンツとして届けていくこと。スポンサーとオーディエンスをつなぐこと。を強く意識しているからです。
スポンサードポストにはすべてPR表記がされており、通常の記事とは違うということがオーディエンスにとって明確ですが、明らかに広告とわかる記事であっても、オーディエンスにはほかの記事と同じように受け入れられ、ランキングやホットランキング(ソーシャルでの拡散が反映されたランキング)の上位に食い込みます。広告も含めてコンテンツとして受け入れられているのです。
魅力的なコンテンツと的確なデリバリーが組み合わさって高い効果を生み出すします。
実際にこれらの記事はどんな効果を生み出しているのか。いくつか広告を出稿いただいたブランドの方にご協力をいただいて、データを取得し株式会社ロックオン様に解析していただきました。
そちらは、メディアでも発表される予定ですので、また改めてお伝えしたいと思います。